一期一会
異なるひとものことに触れるときに何を感じますか。
私たちは自分以外の誰かや何かの存在に触れ、初めて自分という存在を知り、その刺激は自分を拡げ融かし、変容をもたらすこともあります。
それは今目の前にいる誰かだけでなく、過去に一度だけ会った人や、毎日当然のように見ているもの、初めて聞いた音や香り感触かもしれません。
その出会いは偶然でなく、いつも必然のタイミングとご縁でやってきます。
その間に生まれる歓びや驚き、なつかしさ、悲しみや怒りは、互いが在り合うことにより引き出されたもの、そしてこのあらゆる刺激はまた互いを生成していきます。
二度とはない巡り合わせを歓び、今この日この瞬間にしか映らない鏡をとおして、
私あなたを含めた世界の彩りの美しさ豊かさに気付き、今とこれからに活かすワークショップやイベントを開催しています。
それぞれの感受体と表現ならではの相乗効果があるとしたら、自分はどんな存在として今ここに共に在りたいかの探究をご一緒します。
過去、及び最新情報はInstagram、ひばなfacebookでもご案内しております。
ご参加、お問合せ、共にこの機会、場をしつらえる事にご興味を持たれましたらお気軽にご連絡ください。
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21Mar2023 内田輝 live-器-@HIGASHI-YAMA Studio
ひばながたくさんの方々に支えられて5周年を迎えるこの3月にご縁ある方々とこれからのドアを開くような場を持てたらと思っておりました。お茶事をしようとお茶室も予約しておりましたが、ふとこれまでの無数の点がつながり、一筋の光として今すべきこととこの先を照らすかのように、そうだ、内田さんの会をしよう、と降りてきました。
一ファンに過ぎない私の申し出を受けてくださった内田さんがまずドアを開いてくださったのを皮切りに、動き出し動くほどにたくさんのご縁や巡り合わせ、サポートを頂き、みるみる、当初自分が思ってもなかったような形と規模でこの日が立体として触れられるものになっていきました。この当日までの過程、一瞬一瞬は、私にとってしばらくぶりの没入と創造の幸せな時間、ひばなそのものでした。
14世紀に神へ祈りをささげるために自分の内側によりつながるべくできるだけ小さな音を出すように設計された弦楽器clavichordを自ら製作し奏でられる内田さんの音楽は、私がこの世界、人生で観たいもの感じたいものの体験そのものです。震える存在と共に在ることでそれぞれが震わせられ、響き合うことで大きな一つとしてつながっていること、そしてその大きなものの一部として感じられる穏やかな全能感。まるでそれぞれに瞬きながらも共に在る星たちとその宇宙のように、どこまでが自分かわからない、自分が融けていくほどに絶対的な大丈夫、生きてる感があるのです。それは日々のセッションの中やお茶室でお茶を点てるときにも感じられる自分が消える恍惚の時間です。
そんな本来の自分という枠もないいのちが涼やかにsparkしながら共に在り合う、そんな機会、場をこれからまたたくさんの方々とご一緒できますように。いつも温かいサポートをありがとうございます。