ひばなへようこそ。
ひばなのご紹介を兼ねて
この名前の由来をお話しします。
「ひばな」は漢字で書くと二つあります。
一つは「秘花」、
もう一つは「火花」。
まず共通する「花」とは。
それぞれの私らしさ、存在の本質、かけがえのなさ。そしてそれが何のためらいも力みもなく、自然に心地よく発揮、表現されている状態、在り方のこと。
それぞれの花もいのちも自ら(みずから)と自ら(おのずから)の両方のおかげで咲くように然ってます。
この花の探究と体現を一人でも多くの方と分かち合い歓び合いたいという想いからひばなは生まれました。
一つめ、「秘花」とは。
風姿花伝の一節、「秘すれば花」を象徴した造語です。世阿弥の数ある花の定義の中で、「まことの花」とは思いがけないタイミングと更新され続けることにより人の心を動かすものだといってます。
私たちは日々変わりたい、成長したいと思うものですが、実際私たちは細胞レベルで毎日毎秒更新し続けています。自然と同じく無常に、それぞれが最善のタイミングで出合うあらゆる存在や出来事と相互に呼応しながら刹那毎にユニークな存在として生きているのです。数えきれない更新を重ね、毎年同じようでいて違って咲く花の驚くべき美しさのごとく、その時々に最高の花を咲かせられている、と実感できることは、自分と世界を信頼できているいのち本来の祝福、歓びともいえるでしょう。
そして「火花」。
人はだれしも心に火花を感じたことがあると思うのです。
嬉しい!楽しい!好き!欲しい!やりたい!
そんなせっかくの火花、sparkを、いや私には、できない、自信ない、時間ない、お金ない、とあきらめたり、気づかないふりをして消してしまうことがあります。
その一つ一つの小さな声、spark(火花)の存在を受け止め抱きしめて、伸びたいように咲きたいように信じ見守ってくれる存在を感じることができれば、誰もが花火として咲く種を持っています。
自分自身と世界を信頼し、ご縁と時季に気づき感謝で受け取れた時、生かし生かされて咲く花火の美しさ、振動、歓声をこの身体で感じることができます。そして私たちはそれを何度でも再現できるのです。
私とあなた、社会、世界、地球、宇宙、さらに現在過去未来が呼吸呼応するように循環し、その時々の音楽を奏でながら、あらゆる境界線が溶け、それぞれとして全体としてただ共に在ることを歓び合える存在、場、時間、空間をそれぞれの今ここ私から。
そんなすべての真実と信念を込めて、
そしてご縁ある方々とご一緒に体現し続けていきたい、
その誓いと歓びを込めて、
ひばな(英名:hibana to bloom)
としました。